ネズミ駆除の料金相場|3社の公開価格と単位の落とし穴【2026年】

ネズミ駆除の料金相場|3社の公開価格と単位の落とし穴【2026年】

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害獣駆除情報メディア編集部

害獣駆除業者の比較・料金情報を専門に扱うメディア。掲載する金額は各社の公式サイトを実際に取得して確認したものだけに限り、確認できない相場は載せません。法令は e-Gov 法令検索、生態データは国立環境研究所の侵入生物データベース、消費者トラブルの動向は国民生活センターの公表資料を出典としています。

22,000円。14,300円。30,000円。この3つはいずれも、2026年8月12日時点で各社の公式サイトに実際に掲載されている「ネズミ駆除」の価格です。

ところが、この3つを安い順に並べて業者を選ぶことはできません。3社とも金額の単位が違うからです。1件あたりの下限を出している会社、1㎡あたりの単価を出している会社、延床面積60平米を条件にした価格帯を出しているプラットフォーム——同じ「ネズミ駆除」という言葉の下で、数えているものが別々です。

この記事では、公式に価格を出している3社の数字を単位ごと・含まれる作業ごとに分解し、比べられる部分と比べられない部分を切り分けます。あわせて、クマネズミとドブネズミで見積書のどこが変わるのか、自治体の補助金は個人宅で使えるのかまで扱います。業者そのものの比較はネズミ駆除業者おすすめ、害獣を横断した価格の考え方は害獣駆除の料金相場をご覧ください。

ネズミ駆除の価格を公開しているのは3社だけ

当サイトが掲載している8社のうち、問い合わせをする前にネズミ駆除の金額の手がかりが得られるのは3社です。以下は2026年8月12日に各社の公式ページを実際に取得して確認した記載で、編集部による推定や他媒体からの引き写しは含みません。

掲載元公式の掲載価格その金額の単位
害獣駆除110番¥22,000〜(税込)1件あたりの下限(コミコミ価格)
レスキューハウス¥14,300〜/㎡(税込)面積あたりの基本作業費
くらしのマーケット¥30,000〜¥50,000延床面積60平米あたりの掲載価格帯

害獣駆除110番 — 22,000円に何が含まれるかまで書いてある

公式サイトのサービス一覧では、ネズミが22,000円〜(税込)と表示され、作業内容として「薬剤散布、罠による捕獲・駆除」「忌避剤・超音波による処理」「侵入対策」が挙げられています。さらに料金案内のページには「料金に含まれるサービス 駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用」「コミコミ価格 22,000円〜(税込)」「現地調査0円」と明記されています。3社のなかで、金額に含まれる作業の範囲を公式に言い切っているのはこの1社だけです。

※ 同じページには「対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます」「対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます」という注記も併記されています。運営はシェアリングテクノロジー株式会社(証券コード3989)で、実際の施工は加盟店が行う派遣型です。22,000円は下限であり、条件は担当加盟店により変わります(出典:害獣駆除110番 公式サイト)。

レスキューハウス — 唯一の面積単価。ただし㎡の定義は書かれていない

公式サイトには「ネズミ・イタチ・ハクビシン等 基本作業費 14,300円〜/㎡」「コウモリ基本作業費 33,000円〜/㎡」と掲載され、事前調査は無料と案内されています。8社のなかで単価×数量という形で金額の根拠を追える唯一の会社です。

ここで注意してほしいのが、この㎡が何の面積を指すのかは公式に書かれていないという点です。延床面積なのか、施工対象になった範囲の面積なのかが分かりません。したがって「14,300円 × 60㎡ = 858,000円」という計算は、見積もりの予測になりません。㎡単価の価値は総額を暗算できることではなく、「施工対象は何㎡ですか」と見積書に書かせられることにあります(出典:レスキューハウス 公式サイト)。

くらしのマーケット — 条件つきの価格帯を出している唯一の掲載元

害獣駆除カテゴリのページに掲載されている相場は、「ネズミ駆除 / 延床面積 60平米 ¥30,000〜¥50,000」です。他の害獣も同じ形式で、ハクビシン・アライグマ・イタチ駆除が延床面積60平米で¥35,000〜¥60,000、コウモリ駆除が駆除1箇所で¥8,000〜¥30,000と、それぞれ単位が併記されています。箇所単位で数えるコウモリの価格構造はコウモリ駆除の料金相場、3種が1枠にまとめられているハクビシンの読み方はハクビシン駆除の料金相場で扱っています。

上限まで公開している点と、面積の条件を明示している点で、3社のなかで最も比較に使いやすい数字です。「予算はこのくらいで収めたい」という決め方をする場合の基準になります。ただし出店者は個人事業主を含み、実際の出品価格には幅があります。2026年8月12日に同ページへ表示されていたネズミ駆除の出品17件では、5,000円(東京都)から35,000円(福岡県)までが並んでいました。屋根裏全面の清掃をともなうような大規模施工は想定されていない出品もあるため、作業範囲は出店者ごとに確認が必要です(出典:くらしのマーケット 害獣駆除、2026年8月12日確認)。

※ 残る5社(ROY・駆除ザウルス・ハウスプロテクト・ダスキン・EMEAO!)は、公式サイトにネズミ駆除の料金表を掲載していません。他媒体で「◯円〜」という金額を見かけても、当サイトでは公式に確認できないため掲載していません。

3社の金額を安い順に並べてはいけない理由

3社の数字は、同じ物差しに乗りません。「延床60平米の一戸建て」という同一条件を当てはめてみると、何が起きるかがはっきりします。

延床60平米の住宅に3社の公開価格を当てはめた場合の比較くらしのマーケットだけが延床60平米という条件つきで価格帯を示している。害獣駆除110番の22,000円は面積条件のない下限で、レスキューハウスの14,300円パー平米は平米の定義が公表されていないため床面積を掛けても総額にならない。同じ条件:延床60平米の一戸建てくらしのマーケット「ネズミ駆除 / 延床面積 60平米」¥30,000 〜 ¥50,000条件が一致。そのまま予算の目安に使える害獣駆除110番「ネズミ 22,000円〜(税込)」¥22,000 〜 (上限の記載なし)面積の条件なし。下限だけが分かるレスキューハウス「基本作業費 14,300円〜/㎡」14,300 × 60 = 858,000円この計算は成立しない。㎡が延床か施工面積かの定義が公式に書かれていないため比べられるのは金額ではなく「含まれる作業」単位が違う3つの数字に順位はつけられない。同じ作業範囲で見積を取り直して初めて比較できる
掲載価格はすべて2026年8月12日に各社公式ページを取得して確認した記述の転記です。858,000円は当サイトが誤りとして示した計算例であり、レスキューハウスが提示している金額ではありません。

ここから導ける実務的な結論は2つです。

  1. 予算の当たりをつけたいなら、条件が一致している数字だけを使う:延床60平米前後の住宅であれば、くらしのマーケットの3万〜5万円が唯一そのまま参照できる範囲です
  2. 複数社を比べるなら、金額ではなく作業範囲を揃えてから見積を取る:「駆除・侵入口封鎖・清掃消毒の3つを含めた金額」と条件を指定して依頼すれば、初めて横並びになります

同じ会社の公式ページに、数字が2つ載っていることがある

単位の食い違いは会社をまたいだときだけ起きるわけではありません。1社の公式ページの中で数字が複数並んでいることがあります。

レスキューハウスの公式ページには、前述の基本作業費(14,300円〜/㎡)とは別に、オンライン限定のセットプランとして「害獣 イタチ、アライグマ、ハクビシン、ネズミ Dセット 駆除、防除、衛生作業 55,000円〜/㎡」が掲載されています。同じ会社の同じページに、ネズミを対象とする金額が2つあることになります。前者は基本作業費、後者は駆除・防除・衛生作業をまとめたセットで、含まれる範囲が違います。

電話口で聞いた金額が、サイトで見た金額と違う。この違和感の多くは、値上げでも上乗せでもなく参照しているメニューが違うことで説明がつきます。金額を確認するときは「それは基本作業費ですか、セットプランですか」と一言添えるだけで、話が噛み合います。

クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミで料金は変わるのか

公開されている価格表に、ネズミの種類別の区分はありません。3社とも「ネズミ」でひとまとめに価格を掲示しています。害獣駆除110番がコウモリ28,600円、ハクビシン33,000円、イタチ39,600円、アライグマ49,500円と害獣ごとに価格を分けているのに対し、ネズミの中は分けていません。

種類によって変わるのは価格表ではなく、見積書に載る数量です。国立環境研究所の侵入生物データベースが示す生息環境の違いが、そのまま調査すべき場所と施工範囲の違いになります。

種類頭胴長 / 生息環境見積書で増えやすい項目
クマネズミ150〜230mm
ビルや天井裏など比較的乾燥した高所
屋根裏の調査・糞尿清掃・消毒の面積。断熱材の扱い
ドブネズミ110〜280mm
下水・台所の流し・ゴミ捨て場・地下街など水を摂取できる湿った場所
床下・排水まわりの封鎖箇所数。屋外からの侵入口
ハツカネズミ57〜91mm
家屋のほか水田・畑・草地・河川敷など
封鎖の網目と施工精度。3種で最小のため塞ぎ漏れが起きやすい

出典:国立環境研究所 侵入生物データベース(クマネズミ/ドブネズミ/ハツカネズミ、2026年8月12日確認)。「見積書で増えやすい項目」は各種の生息環境から当サイトが整理したもので、出典元に金額の記載はありません。

足音が天井から聞こえるなら、見積書に屋根裏の清掃・消毒の面積が入っているかを確認してください。水回りや床下で気配がするなら、床下と排水まわりの封鎖箇所数を確認してください。音がするのが壁の内側の場合は、壁を開けるかどうかで金額が変わるため、依頼前に壁の中から音がする|害獣か配管かを切り分ける3つの確認で原因の切り分けを済ませておいてください。現場を見ずに「ネズミ駆除一式」とだけ書かれた見積書は、どちらの調査もしていない可能性があります。

※ この3種は鳥獣保護管理法第80条第1項および同法施行規則第78条第1項で法の適用から除外されており、捕獲に許可が要りません。屋根裏の主がハクビシンやイタチだった場合はこの扱いが使えず、費用構造も変わります(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)。自力対応の可否は害獣駆除は自分でできる?で整理しています。

見積書のどこを見れば金額の根拠が分かるか

ネズミ駆除の見積は、大きく4つの工程に分解できます。提示された金額がどの工程まで含んでいるかが分かれば、他社の金額と同じ土俵に乗せられます。公開価格を出している3社が、どの工程まで含むと公式に明記しているかを並べたのが次の図です。

ネズミ駆除の4工程と、公開価格3社が公式に明記している範囲調査、駆除作業、侵入口の封鎖、清掃と消毒の4工程のうち、害獣駆除110番は調査を無料としたうえで駆除・侵入対策・殺菌消毒・清掃を含むと明記している。レスキューハウスは事前調査無料とだけ明記し基本作業費に含まれる範囲は非公表。くらしのマーケットは出店者ごとに異なる。ネズミ駆除の4工程① 調査 — 種類の特定・侵入口の洗い出しここを省くと②以降の数量が決められない② 駆除作業 — 粘着シート・捕獲器・薬剤いま屋内にいる個体を減らす工程③ 侵入口の封鎖 — 金網・パンチングメタル等数量(◯箇所)が書かれているかを必ず確認する④ 清掃・消毒 — 糞尿の除去と殺菌被害範囲に比例して増える。断熱材は別項目公式に「どこまで含むか」を書いているのは害獣駆除110番(22,000円〜)①現地調査0円 +「駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用」を含むと明記(②③④)レスキューハウス(14,300円〜/㎡)①事前調査は無料と明記。基本作業費が②③④のどこまでを含むかは公式に記載なしくらしのマーケット(3万〜5万円)延床60平米という条件は明記。作業範囲は出店者ごとの出品内容によって異なる
各社の記載は2026年8月12日に公式ページを取得して確認したものです。「記載なし」は公式サイトに書かれていないという意味であり、その工程が行われないという意味ではありません。

この図から読み取れる、ネズミの見積書で確認すべき点は4つです。

  1. ③の封鎖箇所数が数量で書かれているか:ネズミ駆除で再依頼が起きる最大の理由が、封鎖のない施工です。「隙間を埋めます」ではなく「◯箇所」と書かせてください
  2. 封鎖の材料が指定されているか:金網・パンチングメタル・モルタル・防鼠パテのいずれかが明記されているか。ウレタンフォームだけで塞いだ箇所は齧り破られます
  3. ④の清掃・消毒が含みか別途か:害獣駆除110番のように含むと明記する会社もあれば、別途見積の会社もあります。ここが最も金額の差になります
  4. 断熱材の交換が発生した場合の単価:屋根裏に上がる前には判断できない項目です。契約前に単価と想定数量を確認しておくと、当日の判断が楽になります

「一式 ◯◯円」しか書かれていない見積書は、他社と比較する材料になりません。見積書全般のチェック項目は害獣駆除の料金相場で7項目に整理しています。

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「ネットの価格と全然違う」——国民生活センターの注意喚起

格安価格を見て依頼したら請求額が違った、という相談は実際に増えています。国民生活センターは2024年4月24日、「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意−若い年代でトラブル急増中!−」を公表しました。

同資料によれば、害虫・害獣駆除サービスの相談は2023年度に2022年度同期と比べて約1.5倍に増加し、インターネットで検索して出てきた格安料金を提示する業者に来てもらったところ、ネットの表示とかけ離れた高額料金を提示される事例が多くみられるとされています。特に10〜20歳代が契約当事者となるケースが急増している点にも注意が呼びかけられています。掲載されている5つの相談事例のうち1件はネズミ駆除で、「不安をあおられネズミ駆除を依頼したが作業内容が不十分なので解約したい」という内容です。

同資料が挙げる問題点のうち、料金に直結するものは次のとおりです(出典:国民生活センター 2024年4月24日公表)。

  • インターネット上に記載されている料金と実際の料金がかけ離れている
  • 消費者の不安をあおり、契約を急かす勧誘が行われている
  • 事前に複数見積もりを取って比較・検討することができない
  • 交付される書面に具体的なサービス内容等が明記されていない場合がある
  • クーリング・オフ妨害をしている事例が見られる

同センターのアドバイスは、極端に安い価格を表示するサイトや広告には注意すること、複数見積もりを取って比較・検討する時間を与えない事業者とは契約しないこと、クーリング・オフ等ができる場合があること、おかしいと思ったらすぐに消費生活センター等に相談することの4点です。相談窓口として消費者ホットライン188(いやや)が案内されています。

単位を見分ける力が効いてくるのが、まさにこの場面です。「22,000円から」という表示は嘘ではありません。下限であり、含まれる作業の範囲が決まっているだけです。表示価格と請求額の乖離に納得できないと感じたときは、提示された金額がどのメニューの、どの単位の、どこまでの作業を指しているかを書面で確認するのが最初の一歩になります。自宅で契約した場合のクーリング・オフの起算点については害獣駆除の料金相場で扱っています。

補助金でネズミ駆除費用は下がるのか

個人の住宅では、期待しにくいのが実情です。「ネズミ駆除 補助金」で検索すると自治体の制度が出てきますが、制度の中身を読むと対象が個人宅ではないことがあります。

東京都中央区の「地域ねずみ防除促進事業」が分かりやすい例です。区は「ねずみ防除の効果を高めるためには、広く面的な取組が有効である」という考え方から、地域一体の取組を支援対象にしています。

支援対象団体生ごみの管理など環境改善を伴う取組を継続的に実施する町会、自治会、商店街および地域団体
補助率3分の2(環境改善実行委員会を設置しない団体は2分の1・1団体につき1回限り)
補助上限額構成員数に応じて20万円(100人以下)〜100万円(401人以上)
補助対象経費毒餌による一斉駆除作業/フタ付きごみ箱の購入、普及啓発チラシ印刷などその他ねずみ対策に要する経費

この制度は、個人宅の駆除費用を補助するものではありません。マンションの管理組合や商店会として面的に取り組む場合には有力な選択肢になりますが、一戸建てで1軒だけ困っている読者が使える制度ではない、というのが正確な理解です。活用にあたっては事前相談が必要とされています(同区保健所生活衛生課生活衛生事業係)。

制度の有無と対象は自治体ごとに大きく異なります。薬剤の配布や捕獲器の貸出を行っている自治体もあるため、「ネズミ + お住まいの市区町村名」で生活衛生担当の窓口を確認してください。自治体制度の全体像は害獣駆除の補助金・助成金にまとめています。賃貸住宅にお住まいで、そもそも費用を誰が負担するのかを確認したい場合は賃貸物件の害獣被害、費用は大家と入居者どちらが負担?をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. ネズミ駆除の料金相場はいくらですか?

A. 業界共通の相場表は存在しません。2026年8月12日時点で公式サイトにネズミ駆除の価格を掲載しているのは3社で、害獣駆除110番が22,000円〜(税込)、レスキューハウスが基本作業費14,300円〜/㎡(税込)、くらしのマーケットが延床面積60平米あたり30,000〜50,000円です。3つとも単位が異なるため、安い順に並べて選ぶことはできません。ROY・駆除ザウルス・ハウスプロテクト・ダスキン・EMEAO!は料金表を公開しておらず、現地調査後の見積もりで金額が決まります。

Q. クマネズミとドブネズミで駆除料金は変わりますか?

A. 公開されている価格表に種類別の区分はありません。3社とも「ネズミ」でひとまとめに価格を掲示しています。種類によって変わるのは価格表ではなく見積書の数量です。国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、クマネズミはビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、ドブネズミは下水・台所の流し・ゴミ捨て場・地下街など水を十分に摂取できる比較的湿った場所を好みます。屋根裏が現場になるか床下が現場になるかで、調査範囲・清掃面積・封鎖箇所数が変わり、結果として金額が変わります。

Q. レスキューハウスの14,300円〜/㎡に60をかければ総額が出ますか?

A. 出ません。公式サイトには「ネズミ・イタチ・ハクビシン等 基本作業費 14,300円〜/㎡」と記載されているだけで、この㎡が延床面積を指すのか施工対象の面積を指すのかは公表されていません。定義が公開されていない単価に床面積を掛けた金額は、見積もりの予測になりません。㎡単価の意味は、施工対象が何㎡かを見積書に書かせれば単価×数量で検算できる、という点にあります。

Q. 害獣駆除110番の22,000円には何が含まれますか?

A. 公式サイトの料金案内には「料金に含まれるサービス 駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用」「コミコミ価格 22,000円〜(税込)」「現地調査0円」と記載されています。あわせて「対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます」「対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます」という注記も掲載されています。22,000円は下限であり、加盟店派遣型のため実際の金額と条件は担当加盟店により変わります。

Q. ネットに出ていた格安料金と実際の請求額が違う場合はどうすればいいですか?

A. 国民生活センターが2024年4月24日に公表した注意喚起「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」で、まさにこの相談類型が取り上げられています。害虫・害獣駆除サービスの相談は2023年度に2022年度同期と比べて約1.5倍に増加し、インターネットで検索して出てきた格安料金を提示する業者に来てもらったところ、ネットの表示とかけ離れた高額料金を提示される事例が多くみられる、とされています。同センターはクーリング・オフ等ができる場合があるとしたうえで、消費者ホットライン188への相談を案内しています。

Q. 自治体の補助金でネズミ駆除費用は安くなりますか?

A. 個人の住宅では期待しにくいのが実情です。たとえば東京都中央区の「地域ねずみ防除促進事業」は、支援対象団体が「生ごみの管理など環境改善を伴う取組を継続的に実施する町会、自治会、商店街および地域団体」と定められており、補助率3分の2・補助上限額は構成員数に応じて20万円から100万円、補助対象経費は毒餌による一斉駆除作業などです。個人宅の駆除費用を補助する制度ではありません。制度の有無と対象は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の生活衛生担当窓口で確認してください。

提示された金額を判断する3ステップ

「ネズミ駆除はいくらが妥当か」という問いに、単一の数字で答えられる相場は存在しません。かわりに、目の前の見積書を評価する手順があります。

  1. 単位を特定する:総額なのか、㎡単価なのか、下限価格なのか。レスキューハウスの14,300円は㎡単価、害獣駆除110番の22,000円は下限、くらしのマーケットの3万〜5万円は延床60平米が条件です
  2. 4工程のどこまで含むかを確認する:調査・駆除・封鎖・清掃消毒のうち、封鎖の箇所数と清掃消毒の扱いが書かれていない見積書は、他社と比較できません
  3. 同じ条件で2社以上から取る:「駆除・封鎖・清掃消毒を含めた金額」と条件を指定して依頼すれば、初めて横並びになります。相見積もりの時間を与えない業者とは契約しない、というのが国民生活センターのアドバイスでもあります

そのうえで、予算の当たりをつけたい段階なら条件が明示されているくらしのマーケット、含まれる作業を先に確定させたいなら公式に範囲を明記している害獣駆除110番、金額の根拠を数量で検算したいなら㎡単価を公開しているレスキューハウス、という使い分けになります。業者ごとの保証や対応エリアまで含めた比較はネズミ駆除業者おすすめで整理しています。

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