ネズミ駆除業者おすすめ|自分で駆除できる唯一の害獣【2026年】

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天井裏を走る音、食品パッケージの齧り跡、配線の噛み千切られた痕。ネズミ被害の相談で最も多い質問は「自分でやっていいのか」「業者に頼んでも意味がないと聞いた」の2つです。
前者の答えははっきりしています。ネズミは、日本の法律で「自分で駆除してよい」と明示されている唯一の害獣です。ハクビシンやイタチが無許可で捕獲できないのに対し、ネズミ3種だけは鳥獣保護管理法の適用対象から外れています。後者については、意味がある施工とない施工を分ける工程がひとつだけあります。
この記事では、その法的根拠と、自分でやるか業者に頼むかの判断基準、そして公式サイトで実際に確認できた各社の料金・保証だけを整理します。業者全体の比較は害獣駆除業者ランキング、金額の考え方は害獣駆除の料金相場をご覧ください。
ネズミだけが鳥獣保護管理法の適用除外
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第2条第1項は、「鳥獣」を鳥類又は哺乳類に属する野生動物と定義しています。ネズミも哺乳類なので、本来ならこの定義に当てはまります。ところが同法第80条第1項には、次の趣旨の規定があります——環境衛生の維持に重大な支障を及ぼすおそれのある鳥獣で環境省令に定めるものには、この法律を適用しない。
その環境省令が同法施行規則第78条第1項で、掲げられているのは次の3種だけです。
| 学名 | 和名 | 扱い |
|---|---|---|
| Rattus norvegicus | ドブネズミ | 鳥獣保護管理法の適用除外 |
| Rattus rattus | クマネズミ | 鳥獣保護管理法の適用除外 |
| Mus musculus | ハツカネズミ | 鳥獣保護管理法の適用除外 |
つまり、この3種については殺鼠剤・粘着シート・捕獲器を使うのに許可が要りません。一方、ハクビシン・イタチ・アライグマ・コウモリ・タヌキ・アナグマ・モグラは、いずれもこのリストに載っていません。これらを無許可で捕獲・殺傷すると同法第83条第1項第1号により1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります(刑法改正により「懲役」は「拘禁刑」に一本化されています)。
※ 適用除外なのは野生のこの3種です。ペットとして飼育されているハムスターやファンシーラット等は動物愛護管理法の対象で、別の規律が働きます。また、屋根裏の足音の主がネズミではなくハクビシンやイタチだった場合、上記の適用除外は使えません。まず種類の特定が必要です。特定の手順は屋根裏の音の正体を見分ける4つの手がかりで、時間帯・フンの形状・入れる隙間の寸法から整理しています。
日本の家屋に出るネズミ3種と、探すべき場所
駆除の前に種類を絞り込むと、家のどこを調べればいいかが決まります。以下は国立環境研究所の侵入生物データベースに掲載されている形態と生息環境です。
| 種類 | 頭胴長 / 体重 | 生息環境と、家の中で探す場所 |
|---|---|---|
| クマネズミ | 150〜230mm 150〜200g | 都市部・農村部の建造物。ビルや天井裏など比較的乾燥した高所 → 屋根裏・天井裏・壁の中・配線まわり(壁の中の音の切り分け方) |
| ドブネズミ | 110〜280mm 40〜500g | 都市部。下水・台所の流し・ゴミ捨て場・地下街・食品倉庫など水を摂取できる湿った場所 → 床下・水回り・排水まわり・ゴミ置き場 |
| ハツカネズミ | 57〜91mm 9〜23g | 家屋のほか水田・畑・草地・河川敷など → 倉庫・物置・台所の隙間・収納の奥 |
出典:国立環境研究所 侵入生物データベース(クマネズミ/ドブネズミ/ハツカネズミ、2026年8月11日確認)
実務上の意味はこうです。足音が「上」から聞こえるならクマネズミ、水回りや床下で気配がするならドブネズミを疑って調査場所を切り分けます。生活する高さが違うため、同じ家でも侵入口を探すべき場所がまったく変わります。ハツカネズミは頭胴長57〜91mmと3種で最も小さく、その分だけ通れる隙間も小さくなるため、封鎖の網目や施工精度が問われます。
なお、東京都は都民向けに「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行)を公開しています。行政が作成した最新の防除資料なので、自分で対策する場合は一読の価値があります。
自分で駆除するか、業者に頼むかの判断基準
法的には自分でやって構いません。問題は「自分でやって解決するか」です。判断の分かれ目は、侵入経路の封鎖を自分で施工できるかどうかの1点に集約されます。
「業者に頼んでも意味がない」という声の正体は、Q3を飛ばした施工です。粘着シートと毒餌だけを置いて帰る施工は、いま家の中にいる個体を減らすだけで、侵入口が開いたままなら別の個体が入ってきます。見積書に「侵入口封鎖 ◯箇所」と数量が書かれているかどうかが、意味のある施工とそうでない施工を分けます。
ネズミの侵入経路と封鎖ポイント
封鎖の話をする前に、どこが穴になりうるかを把握しておくと、業者の説明の妥当性を判断できます。ネズミが利用するのは、建物を作るうえでどうしても生じる開口部です。なお店舗の場合、この侵入防止は食品衛生法施行規則の基準として明文で求められています(飲食店の害獣駆除業者で条文を確認しています)。
封鎖でよく使われるのは金網・パンチングメタル・モルタル・防鼠パテです。ウレタンフォームや発泡剤だけで塞いだ箇所は齧り破られるため、見積書で材料が指定されているかを確認してください。「隙間を埋めます」としか書かれていない場合は、何で埋めるのかを聞き出しておくと後の判断材料になります。
ネズミ駆除業者おすすめ5選【公式情報のみ】
※この並び順は当サイトが実施した利用者アンケートにもとづくものではありません。各社の公式サイトで確認できた情報(料金・対応害獣・再発保証・受付時間・対応エリア)の多い順に並べた目安です(2026年8月11日時点)。公式に記載がない項目は「公式に記載なし」と表記しています。
| 業者名 | ネズミ駆除の料金(公式) | 再発保証(公式) |
|---|---|---|
| レスキューハウス | ¥14,300〜/㎡(税込) | 記載なし |
| ハウスプロテクト | 非公開(調査・見積り・出張費0円) | 10年 |
| 駆除ザウルス | 非公開(現地調査・見積り無料) | 最長10年 |
| ダスキン | 非公開(店舗により異なる) | 満足の保証 |
| くらしのマーケット | ¥30,000〜¥50,000(出店者の掲載価格帯) | 出店者による |
害獣駆除のレスキューハウス — 面積単価を公式に公開
レスキューハウスはネズミ・イタチ・ハクビシン等の基本作業費(¥14,300〜/㎡・税込)を公式サイトに掲載している唯一の掲載社です。事前調査は無料で、薬剤の噴霧・燻煙 → 出入口の調査 → 進入路の遮断 → 消毒までの工程が公式に説明されています。㎡単価なので、「施工対象は何㎡か」を見積書に書かせれば金額の根拠を検算できます。対応エリアは関東・北陸・関西・中国・四国・九州、受付は年中無休8:00〜21:00。公式サイトに再発保証年数の記載はありません。
害獣駆除ハウスプロテクト — 10年保証と修繕まで一貫
ハウスプロテクトはリフォーム会社が母体で、侵入経路の封鎖から被害箇所の修繕まで自社で対応します。前述のとおりネズミ駆除の成否は封鎖工程で決まるため、建物の造作を扱える会社であることは実質的な強みになります。公式に10年保証(築年数・施工内容により変動)と現場調査・見積り・出張費すべて0円を明記し、受付は年中無休・24時間。公式サイトに掲載されている駆除実績は2,465件です。
※同社が公表しているGoogleクチコミ平均4.7(全社5,277件/2024年6月時点・同社調べ)は、当サイトでは他社との比較根拠に使っていません。Googleマップ2,631件を読んだところ複数の投稿者が「口コミ投稿を依頼された」と書いており(うち1人は施工費25万円に対し5万円引きと引き換え)、他社の平均点と同じ物差しに乗らないためです。また実際に案内された保証年数は3か月・7か月という投稿もあり、公式表記の10年と異なります → ハウスプロテクトの口コミ・評判(2,631件を検証)
駆除ザウルス — 完全自社施工・最長10年保証
駆除ザウルスは完全自社施工(下請け・外注なし)を掲げる専門業者です。公式に掲載している対応害獣は8種と当サイト掲載社で最多で、ネズミと同時に他の害獣が確認された場合も1社で完結します。最長10年(施工内容により変動)の再発保証を明記し、ペストコントロール協会加盟・損害補償保険加入も公式に記載。受付は24時間365日・最短即日対応で、電話・メールのほかLINEでも相談できます。
実際の利用者評価も確認しておいてください。Googleマップの評価は4.8(168件)ですが、★5・★4の投稿者自身が「相見積もりのなかで最も高額だった」と繰り返し書いています。出典つきの検証は駆除ザウルスの口コミ・評判をご覧ください。ネズミ駆除で相見積もりの相手を探している場合は、当サイトが279件を通読した害獣プロスピードの口コミ・評判も比較材料になります(金額に触れた投稿の大半が「高い」側でした)。
ダスキン ターミニックス — 害虫と同じ窓口で相談できる
ダスキンの害虫獣駆除サービス「ターミニックス」は、公式サイトのサービス一覧に載る害獣がネズミとハトのみという珍しい構成です。裏を返せばネズミはメインメニューのひとつで、ゴキブリ・シロアリなど害虫の駆除と同じ窓口で相談できます。全国の加盟店網と「満足の保証」制度が公式に案内されています。料金は非公開で、店舗により異なります。
くらしのマーケット — 予算の上限が先に分かる
くらしのマーケットのネズミ駆除カテゴリは、出店者の掲載価格帯が延床面積60平米あたり¥30,000〜¥50,000と公開されています(2026年8月時点/出典:くらしのマーケット 害獣駆除)。金額の上限と面積の条件をあわせて公開している唯一のサービスで、「予算内で収めたい」という決め方をする場合に向きます。3社の価格を単位ごとに分解した比較はネズミ駆除の料金相場にまとめています。ただし出店者は個人事業主を含み、屋根裏全面の清掃をともなうような大規模施工は想定されていない出品もあります。口コミ・顔写真を確認してから指名予約できます。
自治体は何をしてくれて、何をしてくれないのか
「まず市役所や保健所に相談すればいい」と考える方は多いのですが、多くの自治体はネズミの駆除作業そのものを行いません。
たとえば東京都中野区は、公式ページで「区の事業として、ネズミの駆除はしていません。また、駆除費用の助成も行っていません」と明記しています。そのうえで区が担っているのは次の役割です(出典:中野区「ネズミの被害にご注意を」)。
| 自治体に期待できること | 期待できないこと |
|---|---|
| 環境対策・侵入口封鎖・捕獲方法の情報提供 | 職員による駆除作業の実施 |
| 専門業者団体(東京都ペストコントロール協会)の紹介 | 駆除費用の助成(中野区の場合) |
| ネズミの死骸の引き取り(中野清掃事務所) | 特定の業者の斡旋・保証 |
支援内容は自治体ごとに大きく異なり、薬剤の配布や捕獲器の貸出を行っている自治体もあります。「ネズミ駆除 + お住まいの市区町村名」で検索し、生活衛生担当の窓口を確認してください。助成制度の有無については害獣駆除の補助金・助成金もあわせてご覧ください。
業者を自力で探す場合、公益社団法人日本ペストコントロール協会が会員事業者の名簿を公開しています。自治体が紹介先として案内している団体なので、当サイト掲載社以外の選択肢を探すときの入口になります。
ネズミ駆除の施工フロー【5ステップ】
- 現地調査:ネズミの種類・侵入経路・被害範囲を特定(掲載社はいずれも無料または要確認)
- 見積もり・契約:施工内容・封鎖箇所数・料金・保証期間を書面で確認
- 駆除施工:粘着シート・毒餌・捕獲器を状況に応じて併用
- 侵入経路封鎖:金網・パンチングメタル・モルタル・防鼠パテで物理的に塞ぐ
- 清掃・消毒・再発確認:糞尿清掃・殺菌消毒、保証期間内の点検
ステップ4がない見積書は、ステップ3までで終わる契約です。金額を比べる前に、この工程が入っているかを確認してください。契約は自宅で即決せず、クーリング・オフの扱いも把握したうえで判断することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. ネズミ駆除は自分でやっても違法になりませんか?
A. なりません。ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種は、鳥獣保護管理法第80条第1項および同法施行規則第78条第1項により、環境衛生の維持に重大な支障を及ぼすおそれのある鳥獣として法の適用対象から除外されています。殺鼠剤・粘着シート・捕獲器の使用に許可は不要です。ハクビシンやイタチなど他の害獣とは扱いが根本的に異なります。
Q. ネズミ駆除業者に頼んでも意味がないと聞きましたが本当ですか?
A. 施工内容によります。粘着シートと毒餌だけで終わる施工は、いま家の中にいる個体を減らすだけなので、侵入口が開いたままなら新しい個体が入ってきます。意味があるかどうかを分けるのは、現地調査で侵入経路を特定し、金網・パンチングメタル・モルタル等で物理的に封鎖する工程が見積書に入っているかどうかです。契約前に封鎖箇所数が書面に記載されているかを確認してください。
Q. ネズミ駆除業者の料金はいくらですか?
A. 公式サイトで価格を公開しているのは3社です。害獣駆除110番はネズミ22,000円〜(税込・最低価格)、レスキューハウスはネズミ・イタチ・ハクビシン等14,300円〜/㎡(税込)、くらしのマーケットは出店者の掲載価格帯としてネズミ駆除30,000〜50,000円を公開しています(いずれも2026年8月時点)。ROY・駆除ザウルス・ハウスプロテクト・ダスキンは料金表を公開しておらず、現地調査後の見積もりで確定します。
Q. クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミで対応は違いますか?
A. 違います。国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、クマネズミはビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、ドブネズミは下水・台所の流し・ゴミ捨て場・地下街など水を十分に摂取できる比較的湿った場所を好みます。つまり同じ家でもクマネズミは屋根裏、ドブネズミは床下・水回りと、調査すべき場所が変わります。ハツカネズミは頭胴長57〜91mmと3種で最も小さく、封鎖の精度が問われます。
Q. 自治体はネズミ駆除をしてくれますか?
A. 多くの自治体は駆除作業そのものを行いません。たとえば東京都中野区は「区の事業として、ネズミの駆除はしていません。また、駆除費用の助成も行っていません」と明記したうえで、公益社団法人東京都ペストコントロール協会を紹介し、ネズミの死骸は清掃事務所で引き取る、という役割分担を示しています。支援内容は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の生活衛生担当窓口で確認してください。
Q. ネズミ駆除業者の選び方で最も重要なポイントは?
A. 侵入経路を特定して物理的に封鎖する工程が施工に含まれているかどうかです。あわせて、再発保証の年数と適用条件が公式に明記されているかを確認してください。2026年8月11日時点で公式サイトに保証年数を明記しているのは駆除ザウルス(最長10年)とハウスプロテクト(10年)の2社で、レスキューハウス・ROYの公式サイトには保証年数の記載がありません。
まとめ — ネズミ駆除業者選びの結論
- ネズミは自分で駆除しても合法:適用除外は鳥獣保護管理法第80条第1項・同施行規則第78条第1項。ただしハクビシン等と取り違えると違法になるため、まず種類の特定を
- 種類で調べる場所が変わる:足音が上ならクマネズミ(屋根裏)、水回りならドブネズミ(床下)
- 金額の目安を先に知りたい → レスキューハウス(¥14,300〜/㎡)/くらしのマーケット(¥30,000〜¥50,000)
- 再発保証を書面で確保したい → ハウスプロテクト(10年)/駆除ザウルス(最長10年):公式に年数を明記している2社
- 自治体は駆除しない:情報提供・団体紹介・死骸引き取りが中心。支援内容は市区町村ごとに要確認
ネズミ駆除で最も重要なのは侵入経路の封鎖です。この工程が見積書にない契約は、数ヶ月後に同じ相談を繰り返すことになります。金額を比べる前に、封鎖箇所数と使用材料が書かれているかを確認してください。
