コウモリ駆除の料金相場|8千円〜13万円に開く理由【2026年】

コウモリ駆除の料金相場|8千円〜13万円に開く理由【2026年】

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害獣駆除情報メディア編集部

害獣駆除業者の比較・料金情報を専門に扱うメディア。掲載する金額は各社の公式サイトを実際に取得して確認したものだけに限り、確認できない相場は載せません。法令は e-Gov 法令検索、生態データは国立環境研究所の侵入生物データベースと博物館の公開回答を出典としています。

コウモリ駆除に「相場」を求めると、かえって判断を誤ります。ネット上に並ぶ金額は、安いもので8,000円、高いもので13万円。その差は16倍です。しかも、どちらも出どころのはっきりした実在の数字です。

嘘をついている媒体があるわけではありません。8,000円は「施工1箇所」の値段、13万円は「築10年以上・2階建ての民家1棟」の総額——数えている対象がまるで違うものを、同じ「相場」という言葉が包んでしまっているだけです。

この記事では、公式に価格を公開している3社の記載を単位ごとに分解し、13万円という数字がどの母数から出てきたのかまで遡ります。あわせて、コウモリだけ単価が2倍以上になる理由と、6〜7月に封鎖を頼んではいけない理由を扱います。業者そのものの比較はコウモリ駆除業者おすすめ、害獣を横断した価格の考え方は害獣駆除の料金相場をご覧ください。

コウモリの価格を公開しているのは3社だけ

コウモリの金額を問い合わせ前に知る方法は、実質的に3通りしかありません。当サイト掲載8社のうち、コウモリの価格を公式ページに書いているのは3社だけだからです。以下は2026年8月13日に各社の公式ページを実際に取得して確認した記載で、編集部の推定や他媒体からの引き写しは含みません。

掲載元公式の掲載価格その金額の単位
くらしのマーケット¥8,000〜¥30,000駆除1箇所あたりの掲載価格帯
害獣駆除110番¥28,600〜(税込)害獣別の最低価格(1件あたりの下限)
レスキューハウス¥33,000〜/㎡(税込)コウモリの基本作業費(面積あたり)

くらしのマーケット — 単位が「1箇所」と明記された唯一の価格帯

害獣駆除カテゴリのページに掲載されている相場は「コウモリ駆除 / 駆除1箇所 ¥8,000〜¥30,000」です。同じページのネズミ駆除が「延床面積 60平米」、鳩が「被害場所1箇所」と、害獣ごとに単位が書き分けられています。コウモリだけ床面積ではなく箇所数で数えられているのは、被害が建物全体ではなく軒下や通気口といった特定の開口部に集中するためです。

掲載レンジが実際の出品と合っているかも確認しました。2026年8月13日に同ページへ表示されていたコウモリ駆除の出品は6件で、8,000円(大阪府・千葉県)から30,000円(愛知県)までが並んでいます。掲載相場の上下限とぴったり一致しており、この数字は実勢から離れていません。ただし出店者は個人事業主を含み、1箇所の施工に対する価格である以上、侵入口が3箇所あれば単純に3倍側へ動きます(出典:くらしのマーケット 害獣駆除、2026年8月13日確認)。

害獣駆除110番 — 含まれる作業の範囲を公式に言い切っている

公式サイトのサービス一覧では、コウモリが28,600円〜(税込)と表示され、作業内容として「燻煙剤による追い出し」「忌避剤による防除」「侵入対策」の3つが挙げられています。料金案内には「料金に含まれるサービス 駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用」「現地調査0円」とも明記されています。追い出し・防除・侵入対策という3つの作業名がコウモリの価格と直接ひもづけて書かれているのは、この会社だけです。清掃と消毒まで込みだと読み取れるのも、いまのところこの1社に限られます。

※ 同じページには「対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます」という注記も併記されています。この会社は東証上場のシェアリングテクノロジー株式会社(証券コード3989)が運営する紹介窓口で、屋根に登るのは加盟店の職人です。したがって28,600円は「どの加盟店でもこの金額」という意味ではなく、条件に合致した場合の下限を指します(出典:害獣駆除110番 公式サイト)。この加盟店派遣型という仕組みが、利用者の評価をどこにも残さない理由については害獣駆除110番の評判|口コミ467件でわかる加盟店方式と料金の実態で、運営元のGoogleマップを実測して検証しています。

レスキューハウス — 面積単価。ただしコウモリはセットプランの対象外

公式サイトには「ネズミ・イタチ・ハクビシン等 基本作業費 14,300円〜/㎡」「コウモリ基本作業費 33,000円〜/㎡」と並記され、事前調査は無料と案内されています。コウモリだけ単価が別枠になっている点が、この会社の価格表の要点です。

同じページにはオンライン限定のセットプランも掲載されていますが、害獣のDセット(駆除・防除・衛生作業 55,000円〜/㎡)の対象は「イタチ、アライグマ、ハクビシン、ネズミ」で、コウモリは含まれていません。他の害獣ならセット価格で範囲が決まるところ、コウモリは基本作業費からの個別見積もりになります。セットの対象に入っているハクビシンの料金構造と比べると、この違いがそのまま見積もりの読み方の差になります。この㎡が延床面積を指すのか施工対象の面積を指すのかは公表されていないため、床面積を掛けて総額を予測することはできません(出典:レスキューハウス 公式サイト)。

※ ROY・駆除ザウルス・ハウスプロテクト・EMEAO! の4社は、コウモリの金額を公式サイトに出していません。ダスキンにいたっては公式のサービス対象がネズミ・ハト等で、コウモリのメニュー自体が存在しません。他媒体でこれらの社名と一緒に「◯円〜」という数字を見かけても、当サイトは一次確認できないため掲載していません。

1社の中に「28,600円」「3〜6万円」「13万円」が同居している

金額の食い違いは、会社をまたいだときだけ起きるわけではありません。害獣駆除110番の公式サイトには、コウモリに関する金額が3つ載っています。掲載価格の28,600円〜、自社の施工実績で最も多かった3〜6万円、そして加盟店アンケートから算出した平均約13万円です。

害獣駆除110番の公式サイトに併存するコウモリ関連の3つの金額とその母数掲載価格は28,600円からの下限、自社施工実績では3万から6万円の価格帯が最多、加盟店5社へのアンケートでは金額を答えた4社の最低額の平均が13万円。3つは母数も数え方も異なるため、同じ相場として並べられない。同じ1社が公表している3つの数字① 掲載価格28,600円〜(税込)燻煙剤の追い出し・忌避剤・侵入対策1件あたりの下限。上限の記載はない② 自社の施工実績3〜6万円の価格帯が最多同じ実績の単純平均は約12万円最頻値と平均が大きくずれている③ 加盟店アンケート平均 約13万円母数は加盟店5社(2024年4月12〜16日)築10年以上・2階建て民家の総額を質問各社の回答の最低額を平均した値①は施工1件、③は建物1棟の想定総額同じ「コウモリ駆除の相場」でも、数えている対象が違う。どれか1つが誤りなのではなく、3つとも別々の質問への答えになっている
数値はいずれも2026年8月13日に害獣駆除110番の公式サイトを取得して確認した記載の転記です。当サイトが実施した調査ではありません。

13万円という数字の母数を確認しておく価値があります。同社の説明によれば、アンケート期間は2024年4月12日から4月16日、回答は同社の害獣駆除を行う加盟店5社、質問は「築10年以上2階建ての一般的な民家の場合、コウモリ駆除費用は総額おおよそいくらですか?」です。回答はA社10万〜50万円、B社12万円、C社15万円以上、D社は現場による、E社15万〜20万円でした。算出方法は「最安値金額の平均:お答えいただいた最低金額で算出」と注記されています。

つまり13万円は、金額を答えた4社の「一番安いケース」を平均した値です。同社は同じページで、自社の過去の施工実績では3〜6万円の価格帯が最も多かったこと、そのグラフの単純平均は約12万円(124,209円)であることも示しています。最頻値が3〜6万円で平均が12万円という開きは、少数の高額案件が平均を引き上げていることを意味します。

読者にとっての実務的な意味は明快です。13万円は「あなたの家がこの金額になる」という予測ではなく、高額側に振れうる幅を示した数字です。逆にくらしのマーケットの8,000円も、侵入口1箇所の軽微な施工を指しています。予算を考えるなら、どちらか一方ではなく「1箇所いくら」と「棟あたりいくら」の両方を頭に置いてください。

コウモリだけ㎡単価が2.3倍になる理由

金額を押し上げているのはコウモリの数ではなく、巣がある場所への到達手段です。レスキューハウスの価格表で、ネズミ・イタチ・ハクビシン等が14,300円〜/㎡なのに対しコウモリが33,000円〜/㎡と約2.3倍になっているのは、作業位置の高さが違うためです。

害獣駆除110番は自社サイトで、通常の作業とは別に発生しうる費用として次の3つを挙げています。屋根裏など作業が難しい場所での高所などの危険手当が2万円〜、高所作業車が3〜5万円、足場を組んだ場合は20万円前後。足場を組むケースは「ハシゴ、脚立などが立てられない場所。2階以上の高所」と説明されています。

被害場所到達手段金額への影響
1階の軒下・雨戸の戸袋脚立で届く追加の機材費が発生しにくい
2階以上の軒先・換気口高所作業車または足場高所作業車3〜5万円/足場20万円前後が加算されうる
屋根裏の内部点検口から進入危険手当2万円〜に加え、糞の清掃面積が効いてくる

出典は害獣駆除110番のコウモリ駆除費用に関する解説ページ(2026年8月13日確認)で、金額はいずれも同社が加盟店から聞き取った回答として掲載されているものです。「被害場所」と「到達手段」の対応づけは、これらの記述から当サイトが整理しました。

ここから導ける確認事項が1つあります。電話で問い合わせる段階で「コウモリを見かけるのは何階の、どこか」を伝えてください。足場の要否は金額を10倍単位で動かす要素であり、現地調査の前でも大まかな見当がつきます。1階の戸袋だけなら、13万円という数字に身構える必要はありません。

値段がつくのは「駆除」ではなく「追い出し」である

コウモリの見積書に「捕獲」という項目は現れません。捕まえること自体が法律で禁じられているためです。鳥獣保護管理法第8条は次のように定めています。

鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 第8条

ここでいう「捕獲等」は同法第2条第8項で「捕獲又は殺傷」と定義されています。違反した場合の罰則は同法第83条第1項第1号で「1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金」と定められています。許可なく捕獲できる例外はドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種のみで、コウモリ類は狩猟鳥獣にも含まれていません(出典:e-Gov法令検索 鳥獣保護管理法/環境省 狩猟制度の概要)。

この制約が、そのまま料金の構造を決めています。害獣駆除110番のコウモリの作業内容が「燻煙剤による追い出し」「忌避剤による防除」「侵入対策」の3つで構成され、レスキューハウスの作業例が事前調査・薬剤の噴霧/燻煙・出入口調査・進入路の遮断・消毒作業の5工程になっているのは、どちらも捕まえずに出ていってもらう以外の選択肢がないからです。見積書に「捕獲」「駆除(殺処分)」という作業名が並んでいたら、それは法的に実行できない作業に値段が付いていることになります。どこまでを自分でやってよいのかは害獣駆除は自分でできる?で線引きしています。

※ 「駆除」という言葉は業界の慣用としてサービス名に使われていますが、コウモリの場合その中身は追い出しと封鎖です。殺処分を前提とした見積もりを提示する業者があれば、その時点で契約を見送ってください。

6〜7月に封鎖を頼むと費用が増える

同じ工事でも、依頼する月によって結果と費用が変わります。大阪市立自然史博物館の質問コーナーで、和田学芸員はアブラコウモリの追い出しについて次のように回答しています。

どうしてもコウモリを出ていって欲しいなら、出入りの通路をふさいでください。アブラコウモリならば、親指大の穴があれば出入りできるので、かなり大変です。また、中にコウモリが閉じこめられると、中で死んで腐るので、まずはコウモリが夕方出ていく時間を調べて、全個体が出ていくのを確認する必要があります。さらに6-7月は、出産シーズンなので、中の子どもが残る可能性があります。コウモリを追い出すのなら、8月以降、冬眠に入る前に行なって下さい。

大阪市立自然史博物館 質問コーナー 発言番号454(2000年7月12日)

国立環境研究所の侵入生物データベースも、アブラコウモリが10月に交尾し、冬眠中は精子を貯精したまま冬眠終了後の4月末に排卵・受精、妊娠期間は70日程度、産仔数は2〜4と記載しています。6〜7月に飛べない子が屋根裏にいるのは、この生理から導かれる帰結です(出典:国立環境研究所 侵入生物データベース アブラコウモリ/大阪市立自然史博物館 質問コーナー)。

依頼した月から封鎖工事の可否と追加費用リスクを判断するフロー6月から7月は出産シーズンのため封鎖を見送り調査と見積もりのみ行う。8月以降で冬眠に入る前なら追い出しと封鎖を実施できる。いずれの時期も全個体が出たことを確認してから塞ぐ必要があり、閉じ込めると死骸の腐敗による追加清掃が発生する。いま何月に相談しているか6〜7月出産シーズン。飛べない子が屋根裏に残りうる封鎖は見送る調査と見積もりは進める8月以降・冬眠前子が飛べるようになり全個体が外へ出る追い出し+封鎖が可能学芸員が推奨する時期どの時期でも必須の工程夕方に出ていく時間を調べ、全個体が出たことを確認してから塞ぐ(見積書に工程として書かせる)確認せずに塞いだ場合中で死んで腐る=清掃費の追加と、殺傷に該当する懸念親指大の穴があれば出入りできるため、封鎖箇所は見た目より多くなる。箇所数は必ず数量で確認する出典:大阪市立自然史博物館 質問コーナー 発言454
時期の判断は学芸員回答と国立環境研究所の繁殖生態の記述にもとづきます。工程と費用への影響部分は、公開されている作業内容から当サイトが整理したものです。

費用の観点で重要なのは、閉じ込めが「やり直し」ではなく「追加工事」を生む点です。死骸が屋根裏で腐れば、清掃と消毒の面積が当初の見積もりから増えます。さらに、封鎖によって内部の個体が死亡した場合は殺傷=捕獲等に該当するおそれがあります。時期ごとの生態の詳細はコウモリの繁殖期と追い出しの適期で扱っています。居室に入ってきた1匹をその夜どう扱うかで、この閉じ込めが起きるかどうかが分かれます。手順はコウモリが家に入ってきた|触らずに出す手順と今夜やらないことにまとめました。

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コウモリの見積書で確認する5項目

提示された金額がどの工程まで含んでいるかが分かれば、他社の金額と同じ土俵に乗せられます。コウモリの場合、ネズミやハクビシンの見積書とは確認すべき点がずれます。

  1. 封鎖する開口部が何箇所と書かれているか:くらしのマーケットの8,000円は1箇所の値段です。親指大の穴で出入りできる以上、箇所数が金額を決めます。「隙間を塞ぎます」という記述は数量になりません
  2. 全個体の退出確認が工程に入っているか:夕方の出巣時刻を調べる作業が見積書に現れているかを確認してください。この工程を省いた封鎖は、死骸の腐敗による追加清掃を招きます
  3. 高所作業の費用が別途か込みか:2階以上なら高所作業車3〜5万円、足場20万円前後が加算されうる項目です。契約前に「足場は必要ですか」と聞けば、総額の桁が確定します
  4. 糞の清掃・消毒が含みか別途か:害獣駆除110番は含むと明記していますが、他社では別途見積もりのことがあります。屋根裏に入られている場合、ここが最も金額差になります
  5. 施工後の保証がコウモリにも適用されるか:再発保証を掲げる会社でも、対象害獣と期間は施工内容で異なります。保証書に「コウモリ」と明記されるかを契約前に確認してください

「コウモリ駆除一式 ◯◯円」しか書かれていない見積書は、他社と比較する材料になりません。害獣を問わない共通のチェック項目は害獣駆除の料金相場に7項目としてまとめてあります。床面積で数えるネズミとの構造の違いを見比べたい場合はネズミ駆除の料金相場もあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. コウモリ駆除の料金相場はいくらですか?

A. 単一の相場はありません。2026年8月13日時点で公式に価格を公開しているのは3社で、くらしのマーケットが駆除1箇所あたり8,000〜30,000円、害獣駆除110番が28,600円〜(税込)、レスキューハウスがコウモリ基本作業費33,000円〜/㎡です。単位が「1箇所」「1件の下限」「1平米」と異なるため、安い順に並べることはできません。同じ害獣駆除110番が自社サイトで示している「平均約13万円」は、加盟店5社へのアンケート回答のうち金額を答えた各社の最低額を平均した数字で、掲載価格とは別の指標です。

Q. 8,000円と13万円では16倍も違いますが、どちらが本当ですか?

A. どちらも実在する数字で、数えているものが違います。8,000円はくらしのマーケットの出店者が「駆除1箇所」に付けている掲載価格の下限で、2026年8月13日に同ページへ表示されていたコウモリ駆除の出品6件でも最低は8,000円(大阪府・千葉県)でした。13万円は害獣駆除110番が2024年4月12日から16日に加盟店5社へ実施したアンケートで、築10年以上2階建ての一般的な民家を条件に総額を尋ね、金額を答えた各社の最低額を平均した値です。前者は施工1箇所、後者は建物1棟の総額に近い数字であり、比較対象になりません。

Q. なぜコウモリだけ他の害獣より単価が高いのですか?

A. 作業する場所が高いためです。レスキューハウスの公式サイトでは、ネズミ・イタチ・ハクビシン等の基本作業費が14,300円〜/㎡であるのに対し、コウモリ基本作業費は33,000円〜/㎡と約2.3倍に設定されています。害獣駆除110番は自社サイトで、高所などの危険手当が2万円〜、高所作業車が3〜5万円、足場を組んだ場合は20万円前後になると説明しており、足場を組むのは「ハシゴ、脚立などが立てられない場所。2階以上の高所」としています。金額を左右するのはコウモリの数ではなく、巣がある場所への到達手段です。

Q. コウモリを捕まえて処分してもらう費用はいくらですか?

A. 捕まえる作業そのものが依頼できません。コウモリ類は狩猟鳥獣に含まれず、鳥獣保護管理法第8条が「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等をしてはならない」と定めています。捕獲等とは同法第2条第8項で「捕獲又は殺傷」と定義され、違反は同法第83条第1項第1号により1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です。許可なく捕獲できるのはドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種に限られます。業者の作業は燻煙剤や忌避剤による追い出しと侵入口の封鎖、清掃消毒で構成され、費用もこの工程に対して発生します。

Q. 見積もりを取る時期によって費用は変わりますか?

A. 時期によって、そもそも施工できる工程が変わります。大阪市立自然史博物館の質問コーナーで学芸員は、アブラコウモリについて6〜7月は出産シーズンのため中の子どもが残る可能性があるとして、追い出すなら8月以降・冬眠に入る前に行うよう回答しています。国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、冬眠終了後の4月末に受精し妊娠期間は70日程度です。6〜7月に封鎖まで求めると、飛べない子が中に取り残されて死骸の腐敗による追加清掃が発生し、殺傷にあたるおそれもあります。この時期は追い出しを見送り、調査と見積もりだけ先に進める判断が合理的です。

Q. 封鎖工事の見積もりで、必ず確認すべき項目は何ですか?

A. 全個体が外に出たことをどう確認するか、という工程の有無です。大阪市立自然史博物館の学芸員は、中にコウモリが閉じこめられると中で死んで腐るため、夕方に出ていく時間を調べて全個体が出ていくのを確認する必要があると回答しています。あわせて、アブラコウモリは親指大の穴があれば出入りできるため封鎖はかなり大変だとも述べています。見積書では、退出確認をいつ何回行うか、封鎖する開口部が何箇所か、清掃消毒が含みか別途かの3点を数量つきで書かせてください。

提示された金額を判断する3ステップ

「コウモリ駆除はいくらが妥当か」に単一の数字で答えられる相場は存在しません。判断できるのは、手元に届いた1枚の見積書が説明のつく金額かどうかです。次の順で読んでください。

  1. 単位を特定する:1箇所の値段か、1件の下限か、㎡単価か。くらしのマーケットの8,000円は1箇所、害獣駆除110番の28,600円は1件の下限、レスキューハウスの33,000円は㎡単価です
  2. 足場の要否を先に確定させる:被害場所が2階以上なら、高所作業車3〜5万円か足場20万円前後かで総額の桁が変わります。ここが未確定のまま契約しないでください
  3. 退出確認と封鎖箇所数を数量で書かせる:この2つが書かれていない見積書は、金額の妥当性を判断できないだけでなく、閉じ込めによる追加費用のリスクを抱えます

そのうえで、侵入口が1〜2箇所で1階なら価格帯が明示されているくらしのマーケット、含まれる作業を先に確定させたいなら範囲を公式に明記している害獣駆除110番、施工面積で金額の根拠を検算したいなら㎡単価を公開しているレスキューハウス、という使い分けになります。保証や対応エリアまで含めた業者ごとの比較はコウモリ駆除業者おすすめで整理しています。

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