ハクビシン駆除の料金相場|3.3万円が20万円になる理由

ハクビシン駆除の料金相場|3.3万円が20万円になる理由

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害獣駆除情報メディア編集部

害獣駆除業者の比較・料金情報を専門に扱うメディア。掲載する金額は各社の公式サイトを実際に取得して確認したものだけに限り、確認できない相場は載せません。法令は e-Gov 法令検索、生態データは国立環境研究所の侵入生物データベースと農研機構の研究成果を出典としています。

「ハクビシン駆除 33,000円〜」——この表示を見て予算を組むと、6倍の請求書が届きます。大げさな話ではありません。33,000円を掲載している会社自身が、同じサイトの別ページで「ハクビシン駆除の平均費用は206,362円」と書いています。

どちらかが嘘をついているわけではありません。33,000円は作業の入口の値段、206,362円は屋根裏の清掃と消毒と封鎖まで終えた着地の値段です。ハクビシンの費用が読みにくいのは、この2つが同じ「ハクビシン駆除の料金」という言葉でくくられているからです。

この記事では、価格を公開している3社の記載を単位ごとに分解したうえで、業界で唯一公開されている工程別の内訳事例から、金額がどう積み上がるのかを追います。あわせて、くらしのマーケットの出品18件を全件実測した結果と、ハクビシンには「安くなる時期」が存在しない理由を扱います。業者そのものの比較はハクビシン駆除業者おすすめ、害獣を横断した価格の考え方は害獣駆除の料金相場をご覧ください。

ハクビシンの価格を公開しているのは3社だけ

問い合わせる前に金額を知る方法は、実質的に3通りしかありません。当サイト掲載8社のうち、ハクビシンの価格を公式ページに書いているのは3社だけだからです。以下は2026年8月15日に各社の公式ページを実際に取得して確認した記載で、編集部の推定や他媒体からの引き写しは含みません。

掲載元公式の掲載価格その金額の単位
害獣駆除110番¥33,000〜(税込)害獣別の最低価格(1件あたりの下限)
くらしのマーケット¥35,000〜¥60,000延床面積60平米あたりの掲載価格帯(アライグマ・イタチと共通枠)
レスキューハウス¥14,300〜/㎡ネズミ・イタチ・ハクビシン等の基本作業費(面積あたり)

害獣駆除110番 — 作業内容に「罠による捕獲」が明記されている

公式サイトのサービス一覧では、ハクビシンが33,000円〜(税込)と表示され、作業内容として「罠による捕獲」「忌避剤による処理」「侵入対策」の3つが挙げられています。料金案内には「料金に含まれるサービス 駆除費用+殺菌・消毒費用+清掃費用」「現地調査0円」とも書かれています。

同じ一覧のネズミが22,000円〜、コウモリが28,600円〜、イタチが39,600円〜、アライグマが49,500円〜です。ハクビシンは中型害獣のなかでは下から2番目に置かれています。この位置づけが、後述する着地額とのギャップを生む出発点になります(出典:害獣駆除110番 公式サイト)。なお、この会社の掲示価格や見積もり無料の表記に付いている注釈の読み方は害獣駆除110番の評判|口コミ467件でわかる加盟店方式と料金の実態でまとめています。

※ 同じページには「対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます」という注記も併記されています。この会社は東証上場のシェアリングテクノロジー株式会社(証券コード3989)が運営する紹介窓口で、実際に屋根裏へ入るのは加盟店の職人です。33,000円は「どの加盟店でもこの金額」という意味ではなく、条件に合致した場合の下限を指します。

くらしのマーケット — ハクビシン単独の価格帯が存在しない

害獣駆除カテゴリの相場欄には「ハクビシン・アライグマ・イタチ駆除 / 延床面積 60平米 ¥35,000〜¥60,000」と掲載されています。ここで見落とせないのが、ハクビシン単独のカテゴリが存在しないことです。同じページのコウモリは「駆除1箇所」、ネズミは「延床面積 60平米」と、害獣ごとに単位が書き分けられているのに対し、ハクビシンはアライグマ・イタチと1つの枠にまとめられています。

体格も侵入経路も異なる3種が同じ価格帯に入っているということは、この数字がハクビシン固有の作業量を反映したものではないことを意味します。予約プラットフォームとしての利便性は高い一方、金額の根拠として読む場合はこの前提を外せません(出典:くらしのマーケット 害獣駆除、2026年8月15日確認)。

レスキューハウス — コウモリと違い、セットプランの対象に入っている

公式サイトには「ネズミ・イタチ・ハクビシン等 基本作業費 14,300円〜/㎡」「コウモリ基本作業費 33,000円〜/㎡」と並記され、事前調査は無料と案内されています。ハクビシンは安いほうの単価に含まれます。

さらにオンライン限定のセットプランでは、害獣のDセット(駆除・防除・衛生作業 55,000円〜/㎡)の対象が「イタチ、アライグマ、ハクビシン、ネズミ」と明記されており、ハクビシンはこの4種に入っています。コウモリ駆除の料金相場で扱ったとおり、コウモリはこのセットの対象外で個別見積もりになります。同じ会社の中でも、ハクビシンは価格の見通しを立てやすい側の害獣です。ただしこの㎡が延床面積を指すのか施工対象面積を指すのかは公表されていないため、床面積を掛けて総額を予測することはできません(出典:レスキューハウス 公式サイト)。

※ ROY・駆除ザウルス・ハウスプロテクト・EMEAO! の4社は、ハクビシンの金額を公式サイトに出していません。ダスキンは公式のサービス対象がネズミ・ハト等で、ハクビシンのメニュー自体が存在しません。他媒体でこれらの社名と一緒に「◯円〜」という数字を見かけても、当サイトは一次確認できないため掲載していません。

入口33,000円と着地206,362円のあいだ

金額の食い違いは、会社をまたいだときだけ起きるわけではありません。害獣駆除110番の公式サイトには、ハクビシンに関する金額が3つの層で載っています。サービス一覧の33,000円〜、公開されている施工事例、そして自社を通した依頼案件を集計した平均206,362円です。

害獣駆除110番が公表しているハクビシン関連の3層の金額とその性質サービス一覧の表示価格は33,000円からの下限、公開されている施工事例は160,000円から258,500円、自社を通した依頼案件の集計による平均費用は206,362円で最も多い価格帯は15万円以上20万円未満。表示価格は作業の入口、集計値は清掃と封鎖まで終えた着地であり、同じ相場として並べられない。同じ1社が公表している3層の数字① サービス一覧の表示価格33,000円〜(税込)罠による捕獲・忌避剤による処理・侵入対策1件あたりの下限。上限の記載はない② 公開されている施工事例160,000円〜258,500円(税込)戸建て20〜30坪・天井裏のフン・空き家の3件工程ごとの金額が示された事例を含む③ 自社を通した依頼案件の集計平均 206,362円最も多い価格帯は15万円以上20万円未満次に多いのは25万〜30万円未満、その次が5万円未満集計件数と集計期間は公開されていない①は作業の入口、③は清掃・封鎖まで終えた着地3つとも別の質問に対する答えであり、どれか1つが誤りなのではない。予算は①ではなく③を基準に置き、見積書で①からどこまで積み上がるかを確認する出典:害獣駆除110番 公式サイト(2026年8月15日取得)
数値はいずれも2026年8月15日に害獣駆除110番の公式サイトを取得して確認した記載の転記です。当サイトが実施した調査ではありません。

206,362円という数字の性質を正確に押さえておく価値があります。同社の説明は「弊社を通して実際にご依頼いただいた案件から、ハクビシン駆除にかかる平均費用を割り出しました」というもので、費用ごとの分布については15万円以上20万円未満が最多、次に多いのが25万円以上30万円未満、その次が5万円未満と示されています。同社は施工実績のおよそ半分が20万円以内に収まるとも書いています。

※ ただし集計件数と集計対象期間は公開されていません。グラフの元となった実数も掲載されていないため、当サイトはこの数字を「同社の依頼案件における自己申告の集計値」として扱い、統計として一般化していません。それでも、入口価格を出している当事者が、その6倍の着地額を同じサイトで公表しているという事実自体に読む価値があります。

工程別の内訳が公開されている唯一の事例

ハクビシンの金額は、被害の「大きさ」ではなく作業の「行数」で決まります。これを確認できる材料が1つだけあります。害獣駆除110番が公開している施工事例のうち1件に、工程ごとの金額が載っているためです。

現場の条件施工金額(税込)公開されている作業内容
戸建て・約20坪
天井裏にフンが多数/複数匹を確認
176,000円追い出し66,000円/消毒33,000円/フン清掃33,000円/穴埋め44,000円
戸建て・30坪以内
ハクビシンとネズミが出入り
160,000円駆除施工/忌避剤散布・侵入口封鎖/アフター点検
戸建て・20坪以内
空き家でゴミ屋敷/電気・ガス・水道停止
258,500円中型害獣対策/駆除施工・開口(1年保証)/忌避剤散布/侵入口封鎖/室内殺虫処理

1件目の内訳を足すと 66,000+33,000+33,000+44,000 で、ちょうど176,000円になります。つまりサービス一覧に出ている33,000円は、この4工程のうち1工程分に相当する金額です。消毒だけ、あるいはフン清掃だけを切り出した額と一致します。

ここから読めることは明快です。ハクビシンの費用は、屋根裏に何が残っているかによって工程の行数が増え、1行あたり3〜7万円の単位で積み上がります。3件目の空き家の事例が258,500円に達しているのも、中型害獣対策・開口・忌避剤・封鎖・室内殺虫と行数が増えているためです。同社自身も費用差の理由を「被害規模と作業内容の違い」と説明し、作業内容の例として追い出し・フン清掃・殺虫消毒・侵入口封鎖・忌避剤散布の5つを挙げています(出典:害獣駆除110番 ハクビシン駆除の費用相場、2026年8月15日確認)。

※ 上表の金額は同社が公開している3事例の転記であり、相場ではありません。坪数・被害状況・地域が違えば別の金額になります。当サイトはこの3件から平均や目安を計算していません。

出品18件のうち10件が掲載相場の下限を割っていた

掲載されている相場と、実際に並んでいる出品価格は一致しません。2026年8月15日、くらしのマーケットの害獣駆除カテゴリに表示されていた「ハクビシン・アライグマ・イタチ駆除」の出品を全件抽出し、価格を機械的に集計しました。

項目実測値(2026年8月15日)
抽出できた出品数18件
最低価格15,000円(大阪府・東京都の2件)
最高価格55,000円(福岡県)
掲載相場の下限35,000円を下回った件数10件(18件中)

コウモリでは掲載相場と実出品の上下限がぴったり一致したのに対し、ハクビシンでは過半数が下限を割っていました。掲載相場が35,000円からなのに、実際には15,000円の出品が並んでいます。これは値引き合戦が起きているという意味ではなく、出品価格が各出店者の設定する最低料金であり、延床面積60平米という前提とは切り離されていることを示しています。

あなたが1〜2箇所の侵入口だけを塞ぎたい状況なら、この価格帯は現実的な選択肢になります。一方、屋根裏にフンが堆積している状況では、15,000円の出品を起点に見積もると確実に足りません。クリックする前に、その出品が「調査と封鎖のみ」なのか「清掃・消毒を含む」のかを店舗ページで確認してください。害獣ごとに単位の読み方が変わる点はネズミ駆除の料金相場でも扱っています。

 くらしのマーケットで出品価格を比較する 

見積書に「捕獲」が載る条件

ハクビシンの見積書には「捕獲」という行が現れることがあります。コウモリでは法的に不可能な作業ですが、ハクビシンは事情が違います。環境省の狩猟制度の解説で、ハクビシンは狩猟鳥獣の獣類20種類に含まれているためです。

とはいえ、誰でも自由に捕まえられるわけではありません。鳥獣保護管理法第8条は次のように定めています。

鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 第8条

ただし書が挙げる例外は3つです。①第9条第1項の許可を受けたとき ②第11条第1項により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき ③第13条第1項によるとき——これだけです。②の狩猟には条件があり、第11条第1項は「狩猟可能区域において狩猟期間内に限り」と定めています。狩猟期間は同法第2条第10項で毎年10月15日(北海道は9月15日)から翌年4月15日までとされ、狩猟をする者は第55条第1項により都道府県知事の登録を受けなければなりません。

住宅街の屋根裏でハクビシンの被害が出るのは、狩猟可能区域からも狩猟期間からも外れた場所と時期であることがほとんどです。したがって実務上のルートは、第9条第1項の許可を取って捕獲するか、追い出しと封鎖で対応するかの二択になります。害獣駆除110番も自社サイトで、ハクビシンは法律により勝手に捕獲することが禁止されており、事前に自治体から許可を得る必要があると説明しています(出典:e-Gov法令検索 鳥獣保護管理法/環境省 狩猟制度の概要)。

罰則も確認しておいてください。狩猟可能区域以外または狩猟期間外に狩猟鳥獣を捕獲した場合は同法第83条第1項第2号、登録を受けずに狩猟をした場合は同項第6号により、いずれも1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です。ホームセンターで箱罠を買って自分で仕掛ける行為が危ういのは、この2つの号に触れうるからです。どこまでを自分でやってよいのかは害獣駆除は自分でできる?で線引きしています。

※ ハクビシンが狩猟鳥獣であるという点は、コウモリとの決定的な違いです。コウモリは狩猟鳥獣に含まれないため、無許可の捕獲は同法第83条第1項第1号(狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲等)に該当します。適用される号が違うので、他記事の記述をそのまま当てはめないでください。

ハクビシンには「安くなる時期」がない

依頼を先延ばしにして安くなる季節は、ハクビシンには存在しません。国立環境研究所の侵入生物データベースは、ハクビシンの繁殖生態を「出産期:3-12月」「産仔数:1-4」と記載しています。1年12か月のうち10か月が出産期にあたります。

これはコウモリとの大きな違いです。アブラコウモリは出産期が6〜7月に限られるため、8月以降に追い出しを行うという時期の調整が成立します。ハクビシンでは、その調整の余地がほぼありません。同データベースは、ハクビシンが昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩する夜行性で、母仔を中心とした家族単位で生活するとも記載しています(出典:国立環境研究所 侵入生物データベース ハクビシン)。

ハクビシン駆除で費用を下げられる余地がどこにあるかを判定するフロー時期を待つ方法は出産期が3月から12月と長いため使えない。個体数を減らす方法は捕獲に許可か資格が必要なため依頼者側では選べない。侵入口の数は建物の構造で決まる。残る唯一の変数は屋根裏に堆積したフンの量であり、早く依頼するほど清掃と消毒の面積が小さくなる。費用を下げられる余地はどこにあるか時期を待つ → 使えない出産期が3〜12月。避けられる月がほぼない自分で捕獲する → 選べない法第8条の原則禁止。許可か狩猟者登録が要る侵入口の数 → 建物側の条件一辺8cmの正方形・直径9cmの円形から侵入する残る唯一の変数=屋根裏のフンの量清掃と消毒の面積が金額を決める。放置すれば天井の腐食で修繕費も加わる=早い依頼だけが効く手段「安くなるまで待つ」はハクビシンでは成立しない。音や臭いに気づいた時点が、最も安く終わる時点になる出典:国立環境研究所 侵入生物DB/農研機構/e-Gov法令検索
生態と法令の記述は各出典の転記です。費用への影響部分は、公開されている作業内容から当サイトが整理したものです。

侵入口の側も、依頼者が動かせる変数ではありません。農研機構の研究成果によれば、ハクビシン成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形、6×12cmの横長の長方形、11×7cmの縦長の長方形の入口から侵入できます。同研究は、日本の家屋が通気性を高めるため随所に隙間を持つ構造であることにも触れています(出典:農研機構 ハクビシンは狭い隙間から侵入できる)。体重3kg・頭胴長60cm前後の動物が8cm四方を通るという事実は、封鎖箇所が見た目より多くなることを意味します。

結果として、費用を圧縮できる手段は「気づいた時点ですぐ調査を頼む」の一点に絞られます。害獣駆除110番も、費用を安く抑えるために大切なのは早めの依頼と現地調査だと書き、被害を数年放置すると天井が腐って清掃費だけでなく修繕費までかかると説明しています。

ハクビシンの見積書で確認する5項目

提示された金額がどの工程まで含んでいるかが分かれば、他社の金額と同じ土俵に乗せられます。ハクビシンの場合、確認すべき点はコウモリやネズミとずれます。

  1. 工程が何行に分かれているか:公開されている事例では追い出し・消毒・フン清掃・穴埋めの4行に金額が付いています。「ハクビシン駆除一式」の1行だけなら、どこまで含むかを書き直してもらってください
  2. フン清掃と消毒が含みか別途か:屋根裏に堆積している場合、ここが最大の変動要因です。事例では清掃33,000円・消毒33,000円と別建てで計上されていました
  3. 封鎖する開口部が何箇所と書かれているか:8cm四方から侵入する以上、箇所数が金額を決めます。「隙間を塞ぎます」という記述は数量になりません
  4. 捕獲を行う場合、許可の取得を誰がするか:見積書に「捕獲」の行があるなら、第9条第1項の許可申請を業者が代行するのか依頼者が行うのかを確認してください
  5. 断熱材の交換や天井の修繕が別見積もりか:フンによる汚染が進んでいると発生する項目です。含まれていないなら、後から追加される可能性を前提に総額を考えてください

電話の段階でも判断材料は取れます。「屋根裏にフンがどのくらい溜まっているかで金額が変わりますか。清掃と消毒は見積もりに含まれますか」——この2問だけで、相手が工程を分けて説明できる業者かどうかが分かります。害獣を問わない共通のチェック項目は害獣駆除の料金相場に7項目としてまとめてあります。

よくある質問(FAQ)

Q. ハクビシン駆除の料金相場はいくらですか?

A. 単一の相場はありません。2026年8月15日時点で価格を公開しているのは3社で、害獣駆除110番が33,000円〜(税込)、くらしのマーケットが延床面積60平米あたり35,000〜60,000円、レスキューハウスがネズミ・イタチ・ハクビシン等の基本作業費14,300円〜/㎡です。いずれも作業の入口を示す下限です。一方、同じ害獣駆除110番が自社を通した依頼案件を集計した平均費用は206,362円と公表されています。表示価格と実際の支払額はおよそ6倍離れており、予算はこの両方を見て組む必要があります。

Q. なぜ表示価格と実際の支払額がこれほど離れるのですか?

A. 屋根裏に堆積したフンの清掃と消毒、侵入口の封鎖が別々の作業として積み上がるためです。害獣駆除110番が公開している施工事例では、約20坪の戸建てで天井裏にフンが多数あり複数匹を確認したケースの総額が176,000円(税込)で、内訳は追い出し作業66,000円、消毒作業33,000円、フン清掃33,000円、穴埋め作業44,000円と示されています。表示されている33,000円は、このうち1工程分に相当する金額です。作業が1つ増えるごとに数万円単位で加算されます。

Q. ハクビシンは捕獲してもらえますか?費用は別ですか?

A. 捕獲には許可または資格が必要で、どの業者でも自由に実施できる作業ではありません。ハクビシンは狩猟鳥獣に指定されていますが、鳥獣保護管理法第8条は捕獲等を原則禁止したうえで、例外を第9条第1項の許可を受けたとき、第11条第1項により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき、第13条第1項によるときの3つに限っています。狩猟期間は毎年10月15日(北海道は9月15日)から翌年4月15日までで、住宅地の多くは狩猟可能区域から外れます。屋根裏の被害では第9条第1項の許可を取るか、追い出しと封鎖で対応するのが実務です。

Q. 費用が安くなる時期はありますか?

A. ハクビシンには待って安くなる時期がありません。国立環境研究所の侵入生物データベースは、ハクビシンの出産期を3〜12月、産仔数を1〜4としています。1年のうち10か月が出産期にあたるため、コウモリのように出産期を避けて依頼するという時期の調整が成立しません。待っているあいだに屋根裏のフンが増え、清掃と消毒の面積が広がります。害獣駆除110番も費用を抑えるために大切なこととして、早めの依頼と現地調査を挙げています。

Q. くらしのマーケットの出品価格が相場より安く見えるのはなぜですか?

A. 同サイトのハクビシンは単独カテゴリではなく「ハクビシン・アライグマ・イタチ駆除」という3種共通の枠で出品されているためです。2026年8月15日に同ページへ表示されていた出品18件を全件確認したところ、価格は15,000円(大阪府・東京都)から55,000円(福岡県)に分布し、18件中10件が掲載相場の下限である35,000円を下回っていました。表示されているのは各出店者の最低料金であり、延床面積や侵入口の数によって実際の請求額は変わります。

Q. 見積書のどこを見れば金額が妥当か判断できますか?

A. 工程が何行に分かれて金額が付いているかを見てください。害獣駆除110番が公開している事例では、追い出し・消毒・フン清掃・穴埋めの4行に金額が割り振られています。「ハクビシン駆除一式」としか書かれていない見積書では、清掃や消毒が含まれているのか後から加算されるのかを判断できません。あわせて封鎖する開口部の箇所数を数量で書かせてください。農研機構の研究成果によれば、ハクビシン成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形の入口から侵入できます。

提示された金額を判断する3ステップ

「ハクビシン駆除はいくらが妥当か」に単一の数字で答えられる相場はありません。判断できるのは、手元の見積書が説明のつく金額かどうかです。次の順で読んでください。

  1. 予算の基準を入口価格から着地額に置き換える:33,000円は1工程分の金額です。屋根裏に入られているなら、公開されている集計値の15万〜20万円台を出発点に考えてください
  2. 工程の行数と数量を確認する:追い出し・清掃・消毒・封鎖が何行に分かれ、封鎖箇所が何箇所と書かれているか。ここが埋まらない見積書は他社と比較できません
  3. 追加見積もりになる項目を先に聞く:断熱材の交換、天井の修繕、捕獲を行う場合の許可申請。この3つが含みか別途かで総額が変わります

そのうえで、あなたが侵入口の封鎖だけを急ぎたいなら出品価格が見えるくらしのマーケット、清掃・消毒まで含めて範囲を先に確定させたいなら含まれるサービスを公式に明記している害獣駆除110番、施工面積で金額の根拠を検算したいなら㎡単価とセットプランを公開しているレスキューハウス、という使い分けになります。保証や対応エリアまで含めた業者ごとの比較はハクビシン駆除業者おすすめ、8社を横断した絞り込みは害獣駆除業者ランキングで整理しています。

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