壁の中から音がする|害獣か配管かを切り分ける3つの確認【2026年】

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リビングで座っていると、壁の内側からカリカリと小さな音がします。立ち上がって耳を近づけると止まり、また座ると鳴りはじめます。壁の中の音がやっかいなのは、屋根裏と違って、開けて確かめることができないところです。
そして壁には、屋根裏にはない事情があります。壁の内部には、給水管・排水管・電気配線が通っています。音がしたからといって、そこに生きものがいるとはかぎりません。この記事を書くにあたって検索上位の解説記事を読み比べたところ、多くは1行目から「ネズミの可能性が高い」と始まっていました。害獣駆除業者が運営するサイトなので当然ではありますが、読者にとっては最初の分岐が飛ばされています。
この記事では、①音が出るタイミング ②音がする高さ ③侵入口の3点で順番に切り分けます。使う数値は、中野区・国立環境研究所・大阪市立自然史博物館・e-Gov法令検索が公開しているものに限りました。公的機関の資料で確認できなかったことは、「確認できなかった」と書いています。壁の中は見えないぶん、どこまでが確かな話なのかを知っておく必要があるからです。
壁の音は「害獣以外」を消してから考える
結論から書きます。壁の中の音は、動物の種類を当てにいく前に、生きものかどうかを先に決めてください。屋根裏なら、点検口を開けてフンを探せば数分で答えが出ます。壁ではそれができません。見えない場所で「どの動物か」を推理しはじめると、外したときに気づけないまま工事の話まで進んでしまいます。
なお、音がするのが天井の上だとはっきりしている場合は、屋根裏に何かいる|音の正体を時間帯とフンで見分けるのほうが手順に合います。あちらはフンの形状と大きさで詰めていく構成で、目視できることが前提です。この記事は目視できない壁の中を扱います。音ではなく臭いのほうが先に気になっている場合は、家が獣臭い原因|消臭剤では消えない発生源の見つけ方を先に読んでください。臭いは種類ではなく発生源の位置を絞る手がかりになります。
確認① 音が出るタイミング
最初に見るのは音の種類ではなく、音が出る条件です。生きものは、こちらの都合と無関係に動きます。設備や建材は、条件が揃ったときだけ鳴ります。この差は、壁を開けなくても数日で判定できます。
こちらの動作と連動して鳴るなら、設備側を先に疑う
壁の内部には、給水管・排水管・電気配線が通っています。木造住宅であれば、柱・間柱・筋かいといった木材も入っています。蛇口を閉めた直後、洗濯機や食洗機が止まった直後、二階のトイレを流した直後といったタイミングに限って音がするなら、原因が水まわりの側にある可能性があります。この場合の相談先は害獣駆除業者ではなく、水道工事業者や住宅を建てた施工会社です。
同じように、日が落ちる時刻や明け方など、気温が大きく動く時間帯に「パキッ」と単発で鳴り、それきり静かになるのであれば、木材や建材の伸縮による音のこともあります。害獣ナビでは、これらの現象について出典をたどれる公的資料を確認できていないため、数値や発生頻度は示しません。ここで言えるのは「生きもの以外の可能性がある以上、最初に消しておくべきだ」という手順の話だけです。
生きものであれば、音は移動し、繰り返される
いっぽうで、生きものの音には特徴があります。音の出る位置が壁の中で移動する、同じ音が何日も繰り返される、こちらが物音を立てると止まってまた始まる——このいずれかが当てはまるなら、住宅設備では説明しにくくなります。
中野区は、ネズミの被害にご注意をのなかで、「ネズミが立てる音は、天井や壁の内側で聞こえます」と明記したうえで、次の4つを挙げています。
- 木をかじっている(カリカリ、ガリガリ)
- 天井裏で走り回っている(ドドド、バタバタバタ)
- 断熱材が入っている屋根裏を走り回っている(カサカサ、カサカサ)
- 鳴き声が聞こえる。複数いる可能性が高い(チューチュー、キーキー)
毎晩鳴らないからといって、いないとはかぎらない
「先週は毎晩だったのに、今週は静かだからいなくなったのだろう」と考えたくなります。ところが中野区は、「住みついて、ずっと家の中で生活すると思いがちですが、ほとんどの場合、屋内と屋外の出入りを繰り返しています」と記載しています。あわせて「ネズミは寒さに弱いため、冬期や夜に家の中に侵入してきます」とも書かれています。
数日おきに鳴る、寒くなると増える、という聞こえ方は、いなくなった証拠ではなく出入りしている証拠として読むほうが自然です。活動時間についても、同ページは「夜行性のため、おもに夜間に活動します。ただし、安全だと判断した場合は、昼間でも活動する場合があります」としています。昼に音がしたからネズミではない、という消去法は成立しません。
確認② 音がする高さ
生きものだと判断できたら、次に見るのは「壁のどのあたりで鳴っているか」です。屋根裏の記事ではフンの形状で詰めましたが、壁の中は見えないので、その手は使えません。代わりに使えるのが高さです。公的機関の資料は、ネズミ3種の生活する高さをはっきり分けて記載しています。
「壁の中」を生息場所に挙げられているのはクマネズミ
中野区の「ネズミの種類と捕り方」表は、3種の生息場所と行動パターンを次のように分けています。
| 種類 | 生息場所 | 行動パターン | 大きさ(体長) |
|---|---|---|---|
| クマネズミ | 壁の中、天井裏、ビル内部の高いところ | 主に立体的(縦)行動 | 15から20センチメートル |
| ドブネズミ | 下水管、下水溝、植込み、公園等の地面 | 主に水平(横)行動 | 22から26センチメートル |
| ハツカネズミ | 畑に多い | 警戒心が強い | 6から9センチメートル |
3種のうち、生息場所の欄に「壁の中」と書かれているのはクマネズミだけです。行動パターンも「主に立体的(縦)行動」とされており、壁を上下に移動する音と整合します。壁の中の音でネズミが疑われる場合、まず候補になるのはこの種だと読めます。
クマネズミが好むとされる空間は、狭くて細長い
国立環境研究所の侵入生物データベースは、クマネズミの生息環境について「ビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、高さと幅が10cm位の空間が好まれる傾向がある」と記載しています。生態的特性の欄には「俊敏で登坂能力に優れ、細い針金でも、上手にわたることが出来る」ともあります(出典:国立環境研究所 侵入生物データベース・クマネズミ)。
ここで押さえておきたいのは、この記述が「開けた広い場所」ではなく「狭くて細長い空間」を好むと述べている点です。壁の内部のような閉じた空間で音がすることは、この記載と矛盾しません。ただし、これは「クマネズミが好む空間の傾向」を述べたものであって、「住宅の壁の中に必ずいる」という意味ではありません。日本の住宅の壁の内部が実際に何センチメートルなのかは、住宅の工法によって変わり、当サイトでは出典をたどれる一次情報を確認できていないため数値は示しません。壁の中で音がすることと、この生息環境の記載が矛盾しない、という段階の話として読んでください。同じ資料は都会での活動を夜行性としており、頭胴長150〜230ミリメートル、体重150〜200グラムと記載しています。
床に近い位置だけで鳴るなら、ドブネズミも視野に入る
いっぽう、同データベースのドブネズミの項目は、生息環境を「主に下水、台所の流し、ゴミ捨て場、地下街、食品倉庫など、水を十分に摂取できる比較的湿った場所を好む」とし、巣について「下水管の破損した部分、地面を覆うコンクリートの割れ目 コンクリートの下の空間などに巣を作る」と説明しています。中野区の表でも生息場所は地面まわり、行動は「主に水平(横)行動」です。
台所の床下あたり、あるいは壁の下端でだけ音がして、上に移動していかないのであれば、こちらが候補に入ります。同項目は「主に夜行性であるが、害のない状態では昼間も活動する」とも記載しており、中野区の記述とも一致します。種類が絞れてきたら、依頼先の選び方はネズミ駆除業者おすすめ|自分で駆除との違いで扱っています。
日没の直後だけ壁の中が騒がしいなら、コウモリの可能性がある
ネズミ以外では、コウモリが壁に関係することがあります。国立環境研究所は、アブラコウモリの生息環境を「建造物や洞窟などをねぐらとし、公園・農地・河川・ため池など開けた場所で採餌」と記載し、生態的特性を「夜行性。日没後10〜30分後に採餌を行う」としています。同じ記載によれば5〜8月には日の出前にも採餌を行いますが、10月は日没後のみです。
日が落ちてから短時間だけ音がして、そのあと静かになるという聞こえ方であれば、ねぐらから一斉に出ていく行動と整合します。ネズミのように夜どおし続く音とは、聞こえ方が違います。コウモリだった場合の依頼先はコウモリ駆除業者おすすめにまとめました。コウモリはネズミと法律上の扱いが違うため、この見分けは後述の封鎖の話に直結します。
確認③ 壁は見えない。外から取れる証拠で裏を取る
ここが、壁の音と屋根裏の音でいちばん違うところです。屋根裏なら点検口を開けてフンを見れば、中野区が公開しているミリメートル単位の数値と突き合わせられます。壁の内部にはその手が使えません。壁を開けずに取れる物的証拠は、外側に出てくるものだけです。
壁ぎわの黒ずみ(ラットサイン)を探す
中野区は、「体の汚れているネズミが、暗い夜間歩き回ると部屋の壁が部分的に汚れてきます。(ラットサイン)」と記載し、「その近くに巣があったり、侵入路があったりします」と続けています。国立環境研究所のクマネズミの項目にも、「毛皮をたびたび壁にこすり付けるので、黒または灰色のサインが建物に残る」とあります。別々の出典が同じ現象を記載しているという点で、確度の高い手がかりです。
探す場所は、部屋の隅、家具の裏、壁の下端、配管が壁を貫通している部分のまわりです。汚れが線状・帯状に残っていれば、そこが通り道になっている可能性があります。撮影しておくと、調査に来てもらったときに位置を伝えられます。
外壁の点検ポイントは、自治体が具体的に列挙している
中野区は、ネズミの侵入について「1センチメートル程度の隙間や穴からでも、自由に出入りができます」としたうえで、点検のポイントを次のように挙げています。壁の中に入るには、まず外から壁の中に入る経路が必要です。そこが見つかれば、音の原因が生きものであることの裏付けになります。
| 場所 | 中野区が挙げている点検のポイント |
|---|---|
| 外壁 | 通風口、戸袋、エアコンの配管・水道管などパイプ貫通部分、出窓の下部、屋根まわり |
| 室内 | 換気扇、下水管、押入れの奥、引き出しの奥、戸棚の裏、配電盤、なげしの内側 |
| その他 | 窓の開けっぱなしや網戸の破れ(人の気配がない場所) |
注目したいのは、外壁の欄に「エアコンの配管・水道管などパイプ貫通部分」が挙がっている点です。壁の内部を通る配管は、必ずどこかで外壁を貫通します。その貫通部の処理が甘いと、そこがそのまま壁の中への入口になります。確認①で疑った配管と、確認③で見る侵入口が、同じ場所で交わることになります。
コウモリの場合は、必要な開口部がさらに小さくなります。大阪市立自然史博物館の質問コーナーでは、学芸員が2000年7月12日付の回答で、「アブラコウモリならば、親指大の穴があれば出入りできるので、かなり大変です」と説明しています。国立環境研究所によればアブラコウモリの体長は50ミリメートル程度です。「うちには大きな穴はない」は、いない根拠になりません。
カリカリ音を放置すると、隙間は広がる
壁の中のカリカリという音には、はっきりした意味があります。中野区は、ネズミが堅いものをかじる理由を「一日に0.5ミリメートルずつ伸びる歯を削るため」と説明し、続けて「また、隙間を広げ通りやすくするためにもかじります」と記載しています。
後半が重要です。かじる音は、生活音であると同時に、侵入口が今まさに広げられている音でもあるということです。「様子を見よう」と判断している数週間のあいだに、入口の側が変化していきます。
同ページは、かじられるものとして電線・ガス管・壁・食品・家具・衣類を挙げています。このうち電線とガス管は、まさに壁の内部を通っているものです。屋根裏の音であれば断熱材や木材が主な被害対象になりますが、壁の中はそうではありません。この点は、壁の音を屋根裏の音より軽く見ない理由になります。
費用の目安を先に知っておきたい場合は、ネズミ駆除の料金相場で3社の公開価格と単位の違いをまとめています。壁の内部の作業は、壁を開けるかどうかで金額が変わるため、電話の見積りだけで決めないでください。
音が止まっても、自分でふさがない
壁の中の音がやんだとき、いちばんやってはいけないのが、その日のうちに穴をふさぐことです。音が止まったことは、出ていった証拠にはなりません。
壁の内部は、死骸を取り出せない
大阪市立自然史博物館の同じ回答には、コウモリを追い出す場合の注意として「中にコウモリが閉じこめられると、中で死んで腐るので、まずはコウモリが夕方出ていく時間を調べて、全個体が出ていくのを確認する必要があります」とあります。さらに「6-7月は、出産シーズンなので、中の子どもが残る可能性があります。コウモリを追い出すのなら、8月以降、冬眠に入る前に行なって下さい」と続きます。
屋根裏であれば、点検口から入って回収するという次善の手があります。壁の内部にはそれがありません。取り出すには壁を開ける工事が必要になり、閉じ込めの判断ミスが、そのまま内装工事に化けます。閉じ込めそのものの法的な位置づけと、封鎖前に確認すべき工程についてはハクビシン駆除業者おすすめで詳しく整理しています。
法律が適用されないのは、ネズミ3種だけ
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第8条は、「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない」と定めています。例外は同条各号の3つ(第9条第1項の許可、第11条第1項の狩猟鳥獣、第13条第1項の規定によるもの)に限られます。
同法第80条第1項は「この法律の規定は、環境衛生の維持に重大な支障を及ぼすおそれのある鳥獣又は他の法令により捕獲等について適切な保護若しくは管理がなされている鳥獣であって環境省令で定めるものについては、適用しない」としています。その環境省令が同法施行規則で、第78条第1項の表に掲げられているのはRattus norvegicus(ドブネズミ)、Rattus rattus(クマネズミ)、Mus musculus(ハツカネズミ)の3種です。
つまり、確認②で候補がネズミ3種に絞れているかどうかで、その後にできることが変わります。コウモリを含むそれ以外の哺乳類には第8条の原則が及び、違反した場合は同法第83条第1号により1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金の対象になり得ます。壁の中の相手を特定しないまま作業に入ることは、この点でもおすすめできません。
同じ自然史博物館の回答も、「コウモリ類を含め大概の哺乳類は、鳥獣保護法で保護されています。勝手に捕獲していいのは、大部分のネズミ類とモグラ類だけです」と説明しています。イタチが疑われる場合の時期の考え方はイタチの繁殖期はいつ?にまとめました。
よくある質問(FAQ)
Q. 壁の中の音は必ず害獣が原因ですか?
A. いいえ、そうとはかぎりません。壁の内部には給水管・排水管・電気配線が通っており、木造住宅では柱や間柱といった木材も入っています。生きものであれば、こちらの動作とは無関係に音が出て、音の出る場所が移動し、同じ音が何度も続きます。逆に、蛇口を閉めた直後や洗濯機が止まった直後にだけ鳴る、気温が下がる時刻に単発で鳴る、といった規則性があるなら、まず住宅設備の側を疑ってください。中野区は、ネズミが立てる音は天井や壁の内側で聞こえるとしたうえで、木をかじる音(カリカリ、ガリガリ)、走り回る音(ドドド、バタバタバタ)、断熱材の上を走る音(カサカサ、カサカサ)、鳴き声(チューチュー、キーキー)の4つを挙げています。
Q. 壁の中にいる可能性が高いのはどの動物ですか?
A. 公的機関の資料で「壁の中」を生息場所として明記されているのはクマネズミです。中野区の「ネズミの種類と捕り方」表は、クマネズミの生息場所を「壁の中、天井裏、ビル内部の高いところ」、行動パターンを「主に立体的(縦)行動」と記載しています。国立環境研究所の侵入生物データベースも、クマネズミについて「ビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、高さと幅が10cm位の空間が好まれる傾向がある」と説明しています。同じ資料でドブネズミは「水を十分に摂取できる比較的湿った場所を好む」「主に水平(横)行動」とされており、壁を上下に移動する音とは行動が合いません。
Q. 壁の中でカリカリと音がするのはなぜですか?
A. 中野区は、ネズミが堅いものをかじる理由を「一日に0.5ミリメートルずつ伸びる歯を削るため」と説明し、あわせて「隙間を広げ通りやすくするためにもかじります」と記載しています。つまりかじる音は、生活音であると同時に、侵入口が今まさに広げられている音でもあります。同ページはかじられるものとして電線・ガス管・壁・食品・家具・衣類を挙げています。壁の中には電気配線が通っているため、放置してよい音ではありません。
Q. 壁の中の音でも、フンを探して種類を見分けられますか?
A. 壁の内部は目視できないため、屋根裏で使えるフンによる判別はそのままでは使えません。代わりに使えるのが、壁の外側に出てくる痕跡です。中野区は「体の汚れているネズミが、暗い夜間歩き回ると部屋の壁が部分的に汚れてきます。(ラットサイン)」と記載しており、国立環境研究所もクマネズミについて「毛皮をたびたび壁にこすり付けるので、黒または灰色のサインが建物に残る」と説明しています。壁ぎわの黒ずんだ帯や、壁の下端・配管の貫通部まわりの汚れを探してください。
Q. 音がしなくなったら、自分で壁の穴をふさいでよいですか?
A. 音が止まったことは、出ていった証拠にはなりません。大阪市立自然史博物館の質問コーナーでは、学芸員が2000年7月12日付の回答で、コウモリについて「中にコウモリが閉じこめられると、中で死んで腐るので、まずはコウモリが夕方出ていく時間を調べて、全個体が出ていくのを確認する必要があります」と説明しています。屋根裏なら点検口から回収できますが、壁の内部は壁を開けないと取り出せません。同じ回答は6月から7月が出産シーズンで中に子どもが残る可能性があるとも述べています。封鎖の前に全個体が外に出たことを確認する工程が必要です。
Q. 壁の中にいる動物は自分で捕まえてよいのですか?
A. 種類によって扱いが変わります。鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第8条は「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない」と定めています。同法第80条第1項は環境省令で定める鳥獣にこの法律を適用しないとしており、同法施行規則第78条第1項の表に掲げられているのはRattus norvegicus(ドブネズミ)、Rattus rattus(クマネズミ)、Mus musculus(ハツカネズミ)の3種です。コウモリを含むそれ以外の哺乳類には第8条の原則が及び、違反した場合は同法第83条第1号により1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金の対象になり得ます。
今日中にできる3つの確認
壁を開けなくても、今日から始められる確認が3つあります。順番は記事の構成と同じです。
- 音が鳴った時刻と、その直前に家で何をしていたかをセットでメモする:「22時ごろ」だけでは判定できません。「風呂の湯を止めた直後」「誰も水を使っていない時間」まで書き残すと、住宅設備か生きものかの分岐がつきます。3日分そろえば、連動しているかどうかが見えてきます
- 音がした壁と、床からのおおよその高さを記録する:中野区の表は生息場所と行動パターンを種類ごとに分けており、高い位置か床に近い位置かで候補が変わります。上下に移動していく感じがあるかどうかも書き添えてください
- 外壁を一周して、貫通部と戸袋を撮影する:中野区が挙げている通風口・戸袋・エアコンの配管や水道管の貫通部分・出窓の下部・屋根まわりを見ます。1センチメートル程度の隙間で出入りできるため、大きな穴を探すつもりだと見落とします。室内側では、壁ぎわの黒ずみもあわせて撮っておきます
この3点があれば、問い合わせの電話で「壁から音がする」以上の話ができます。壁の内部の作業は、壁を開けるかどうかで金額も工期も変わります。調査を無料で行うか、その無料にどんな条件が付いているかは業者ごとに違うため、依頼前に害獣駆除の見積書チェックで確認しておくと、当日の説明をそのまま受け入れずに済みます。複数社の対応範囲や保証を横に並べて見たい場合は、害獣駆除業者ランキング2026にまとめてあります。
なお、壁を叩いて反応を見る、石膏ボードに穴を開けて確認する、といった行為はおすすめしません。壁の内部には電気配線が通っており、穴を開ける位置によっては配線や配管を傷めます。中に個体が残ったまま塞いでしまうリスクもあります。確認は外側からできる範囲にとどめ、内部は調査に来てもらってください。
